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母に会いに

先週夫と、3月2回目の淡路島行きをした。

目的は3っ、母との面会、夫の兄の見舞い、

夫の亡くなった兄の家を訪問。


最初に母がお世話になっているケアハウスに向かう。

親不孝な娘で、母の面会はずいぶん久しぶりだった。

3月に長姉が行ったとき、みんなで撮った写真をみて

1人1人指さして誰?と聞いた時、私が判らなかったと

聞いていた。

忘れられているだろうなと、一応覚悟はしていた。

フロアーに上がると、テレビの前に陣取っている

母がいた。

テーブルを挟んで、私は誰?と鼻を指さした。

すると母は自分の鼻に、なにか付いているのかと

鼻を触っている。

耳がほとんど聞こえてないのだ。

横に行って同じことを訊いてみるが反応がない。

顔に表情がないのだ。まるで死んだような眼をしている。


母の口から、一度も私の名前が出なかったが、一緒に行った

夫を見て「元気になったなあ」と言う。

名前は出なかったが、娘であることは判ったらしい。

部屋に行き、持ってきたジュースとお饅頭を食べる。

以前は行くと色々喋っていたが、最近はめっきり

喋らなくなった。寂しいことである。

素人目に見ても、確実に認知症は進んでいる。

96歳、仕方のない事だと思う。


目の前にいると未だしも、後ろに回るともう忘れている。

持って行ったお菓子の入った袋が気になり、中を覗き

一袋お菓子を出して食べる。

もうそのことだけに意識が集中し、我々のことは

完全に記憶にない。


少し前までは、何もすることがない、ご飯を食べるのが仕事

いつも美味しく頂いていると言っていた。

今もそのことに変わりはないが、とにかく自分から話さなく

なってしまった。


母が口を開いたのは、「元気になったなあ」の一言だけだった。








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コメント

非公開コメント

No title

私の母と似たところがたくさんあります。
やはり自分からは話さないですね~

何か聞いてもトンチンカンなことを言ってます。
病気と分かっていても、正直、情けないというか何というか……。

ただ、自分がこういう風になったら~と、思うと、やはり怖いです。

人間ってどうしてこういう風になるのでしょうね。

ハナコおばさん

コメントありがとうございます。
ハナコさんのお母様とよく似ていますね。
波があって、もう少し感情のある日も
あるのですが・・・。
やはり寂しいです、辛いです。
記憶力が良すぎて、嫁さんから疎まれた
のが嘘のようです。

長寿と認知症のDNAが濃いのが
何とも不安です。