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通夜・葬儀

人との別れはとても寂しい。
先週金曜日、夫の妹婿のHさん逝去の知らせが入った。
Hさんは74歳。夫と同い年である。
晩年は健康に恵まれず、次々と病魔に襲われた。

8年ほど前には、糖尿病の合併症から足の壊疽で、左足の膝から下を切断した。
その後脳梗塞を起こし右半身麻痺になった。
そして2年前、脳内出血で倒れ、寝たきりになった。
こちらの言うことには、わずかに反応するが意識はなかった。

人間死ぬ直前まで聴力はあると聞いたことがある。
聞こえていて長年連れ添った妻にねぎらいの一言も
言えなかったのは心残りだったかもしれない。

2年間、一度も目覚めることなく旅立ってしまった。
口から食べられなくなった体は、2年間の間に元気な時に比べて
痩せて別人のようになっていた。
義妹宅は約20年の間に4人を見送った。
両親は年齢相応だったが、15年前まだ30歳過ぎの息子のお嫁さんも見送った。
2人目の赤ちゃんを帝王切開で産んで、5日目に血栓で亡くなったのだ。

それからは義妹夫婦が、その子とお兄ちゃんを育てた。
Hさんはそのため早期退職をしたのだった。
義妹夫婦が育てた母親を知らない子も、今は高校生になった。

通夜・告別式・納骨・初七日の法要を済ませた。
歳のせいか今回は、とても疲れた。
これが自分の家なら、どんなにか疲れるだろうと思う。
2年間毎日のように病院へ行っていた義妹は、さぞかし
疲れたことだろう。

しかし義妹が悔いはない。Hさんも辛かったと思う。これでやっと楽になれると
言う言葉に救われた気がした。
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