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読書

このところipadでの読書が増えているが、今回は紙の本。

仮にP氏としておこう。このP氏のブログやHPのエッセーが、あまりにも面白いのでどうしても書かれた本を、読みたくなった。
著者には大変申し訳ないが、Amazonで古書を購入した。
図書館で借りることも出来たが、大阪までの2往復の電車代を、考えると古書を買う方が安いと思った。
届いた本は、古書とは云え状態はとてもよく、謹呈の紙片が挟まれていた。
ハードカバーで、もちろん帯もついている立派な書である。
思うに著者から贈られたものの、読んでいないのではないか?と思うほどのきれいな状態である。

病院に出かける時、郵便受けを覗くとメール便があった。小躍りして開封し、しばし車の中で読んだ。
待合で予約時間を過ぎても苦にならないほど、最初からグングン惹きつける。
巧みな文章の構成と、宝石箱のような言葉の数々・・・。


川柳の選をして披講する時、重厚な句を最初に披講し会場の人たちを、なかなかの選をするじゃないかと、選者に惹きつけると教わった。
まさにその手法である。
まだ名前を呼ばれませんように・・・と祈るような気持ちで読み進めていく。

古くは田辺聖子氏の著作、東野圭吾氏、宮部みゆき氏、宮本輝氏、そして最近は池井戸潤氏の作品をよく読む。
ジャンルは違うが、読みかけたら止まらない、それがこのP氏の本も同じである。
いやはや、これはプロ並みである。何冊も本を出したのが解る。 

この本の終盤に著者が都民楽団の演奏会を聴きに行った話しがある。
その中に楽団のプログラムの「ごあいさつ」に良いことがかいてあったとある。
その内容は、先日観た映画「マエストロ!」のシーンを思い出す。

ここまで読んで200ページ、3日かけてじっくり読んだ。
とても魅力的な内容だけに、一気に読んでしまいたい気持ちを抑え、残り30ページを翌日に残した。

そしてあくる日、一抹の寂しさを味わいながら読み終えた。
もう一冊も読みたい・・・その日のうちにAmazonで、また古書を注文した。



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P様、もしこのブログ記事にお気づきになれば、1円も入らない古書を買うだととお怒りになると思いますが、どうぞお許しくださいませ
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コメント

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あの方の・・

出された本ですね。
自費出版なんて勿体ないです。
あんなに、諧謔に富んで、読み易い文章は中々ありません。
研ぎ澄まされた大吟醸のような文章です。
でも、無名とは、何とも無念です。
私が、心から尊敬する方です。
昔々、中学の国語の先生であり詩人でいらした、今は亡き女性と同じように無条件で敬服しています。

SOYOKAZEさん

ええ、そうですよ(*^_^*)

川柳で新人賞を受賞しご褒美に句集の出版をした知り合いがいます。でも売れなくて、出版社からど~んと返品されました。川柳人は他人の句集を読まないとも言われます。
エッセーや小説とは読者の層が違いますが、いずれの分野でも、自分の思い通りの本を出すなら、自費出版が賢明でしょうね。

拙著を

お買い上げ下さったそうで、恐縮です。
印税は放棄してしまったので、もう、お金には関係ありません。
読んで下さるだけで、うれしいです。
そして、過分なお褒めも・・・
穴があったら、入りたいくらいです。

二冊目は、まだ比較的新しいので、図書館にリクエストを出すと、購入してくれるかもしれません。
但し、図書館により、その予算にも限りがあるようで、応じてくれないところも、あるようです。

ありがとうございました。
私は、たかだかの印税より、はるかに、価値あるものを、頂戴しました。

P様

著者直々のコメント畏れ入ります。

軽妙な文章に、ところどころでクスッと笑わせていただきました。
今日、明日にでも「風に・・・」が届く予定で、楽しみにしています。
その前に、原稿を仕上げねば・・・(^_^;)

No title

タンポポさん、すばらしい本に出会えたようでお目出とう御座います。
Pさん…もしかしたら当初からおられた、とんでもなく博識のそれでいて洒脱な文を書かれるあの方かしらと想像しています。
ときおり遠くから盗み読みするだけで、コメントも出来ずにきていますが・・・。

良い本に出合う・・・古い人間なのでしょう、紙の本ならではと思うのですが。
もっともipadは持っていないのですが。

deckyさん

本当に久々に素晴らしい本に出会えました。

あの方・・・で間違いないと思いますよ。
金曜日に更新されます(*^_^*)

図書館になければならぬ紙の本   由美

こんな句もあります。