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高齢の両親

姉と一緒に両親の面会に行った。

ホームにも病院にも何時行っても、他の面会者に出会うことはまずない。そ
れゆえか私のが行くと、面会簿に記帳する前に放送で母を、呼び出してくれる。
大抵の場合それから20分ぐらい待たなければ、面会室に母は現れない。
特養で相部屋だからか、面会は常に面会室を利用する。
何分にも、もうこれ以上曲がる余地のないほど曲がった腰では、手すりに掴まってないと下着を上げることが出来ない。
しかしその曲がった腰のため、片手で上げるのは容易ではない。

今回は30分待っても現れなかった。姉が以前忘れていたことがあったと言うので、事務所へ言いに行くと事務所の方が見に行ってくれた。
衣類を汚したのだろう、着替えていたと言うことであった。
その後15分ぐらい待ってようやく姿を現した。老人と付き合うのは気を長く持たないといけない。

母はよく新聞や本を読む。ひ孫が珠算の検定に合格したのが、先日の新聞に載っていたと嬉しそうに話した。
これは11日に長姉から聞いて知っていた。
半年ぐらいは行く度に言うことだろう。
刺激も変化もないホームの生活では、あまり話すことがないから仕方がない。
あとよく言うのは誰それさんが亡くなったと言う話である。
田舎の新聞の地方版には誕生も逝去も載せてくれるのだ。

そして父のいる病院へ向かう。肺炎で一カ月寝込んでいた父は復活をしている。
命取りになりかねないのによく復活したと思う。
行った時は入浴中で、ここでもまたしばらく待つことになった。

お風呂上がりの父はとてもいい顔をしていた。
第一声は「姉ちゃんは元気なのか?」と長姉のことを聞く。
11日に姉が行ったことなど覚えていないのは当たり前・・・
そして数分後、姉に向かって「○子か?」と姪の名前を言う、今の今まで娘だと認識していたのに・・・意識がどこかへ飛んでしまった。こんなことは初めてだったå

もちろん私のことも解らない。しばらくすると目の前の2人は娘だと解ってきた。
しかし実家にいる間、年老いた両親を虐待していた情けない長男のことは、思い出さなかった。
それがいい。その方が心穏やかに暮らせていい。

今後このようなことが、度々起きるかも知れない。何たって98歳、8月には99歳になる。
今いる病院の最高齢者である。すべてを真摯に受け止めねばならない。
一抹の寂しさを暮れて行く海を見ながら整理していた。両親の面会のため何度あの大橋を渡るのだろうと、考えた。
混んでいるらしい阪神高速に乗るため、シュークリームと?で休憩をとった。

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