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認知症

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イラストは無料素材屋さんからお借りしました。

 旧作から  

 叱らないことが基本の認知症  タンポポ


明後日、92歳の叔母と従妹夫婦と我々三姉妹で、母がお世話になっているケアハウスに
行くことになっている。
母は96歳認知症になって、もう何年になるだろうか。
叔母も認知症である。

そもそも今回一緒に面会に行くことになったのは、最近電話も掛けられなくなっている
叔母が珍しく姉に電話をかけて来たことから話がまとまった。
姉が叔母と舞子駅で落ち合うという話になったと、電話をして来たのだ。
叔母が1人で来られるのだろうかと、心配をしていたが私はそれ以前に
約束したことを覚えていないだろうと思った。

そして従妹に電話すると、1人では絶対行けないと言った。
最寄りの近鉄の駅へも一人ではいけないらしい。
一度電話をかけて確かめると従妹が言った。
電話を掛けると姪である私の姉に、電話を掛けたことを忘れていた。
もちろん約束したことも忘れていた。これが認知症なのである。

そして叔母が姉である、私たちの母に会いたいのは、解っているので従妹夫婦が
連れて行くことになった。
話がまとまって10日程経っただろうか、昨日叔母から姉に「脚が痛いから行くのをやめる」と
電話がかかってきた。
そこで我々はどうするか話している時、長姉が従妹と叔母との間で話がついているの?と
言った。姉に電話をしてきたのは叔母・・・。
私が従妹にこのことを話すと聞いていないと言う。

そして昨夜従妹から「電話をしたことを忘れているし、脚も痛くないと言っている」と
いうことで予定通り決行となった。
ただ高齢者ゆえ、当日までどうなるかは本当のところ解らない。