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川柳作家は15歳

15歳の川柳作家が、昨年川柳句集「かぐや」を上梓したのを知っていた。

川柳の句集は電子書籍にはならない。
見かけたら購入しようと思っていた。

ところがこの句集の発行所の書籍は、一般の本屋に並んでいない。
っということで、ちょっとせこいが、ネットで中古品を購入した。
それが今日届いた。
中古品ではあるが、なぜか売上カードが挟んである、全くの新品である。
もちろん帯も付いている。
本はCDケースを一回り大きくしたぐらいか、真四角である。
帯には↓のように紹介されている。

平易な言葉で心を動かすその作風で、川柳会を驚愕させた一人の少女。
少女の奏でる17音は、月の光となり闇を照らす。

とあり表紙だけでなく中も真っ黒の中に、感性の句が白字で浮き彫りになっている。
作家は現在高校1年生の倉間しおりさん。

あの世からのお迎えが近くなった六十路にはない、ひれ伏したいほどのみずみずしく、柔らかな感性である。
高校1年生、孫と同じ歳である・・・



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お気に入りのペンなら嘘も書きやすい

憧れてキリンに化けてみるバナナ

妙案は出てこぬ自動販売機

一本の木になりたくて入る森

大盛りにされると嬉しそうな皿

食卓は豪雨鉄板焼きの音

手始めにどこを攻めようパフェの城

大根の白さで殴りたいあの子

目玉焼きどろりと泣かす皿の上

枯枝は何を求めて手を空へ




プロフィールをみてびっくり
川柳研究代表の津田暹氏のお孫さんだという。
3才から作句をはじめ中学3年で12年の柳歴を持つ。

当然と言えば当然だが、川柳の基本がしっかり出来ている。
昨今流行りの、川柳もどきではない。


津田暹氏は、我が柳社の大会にもよく来ていただいている。

いやはや、蛙の子は蛙・・・ではなく、カエルの孫もカエルだった。

今後の成長が楽しみである。
素敵な句集を読ませていただきました。しおりさんありがとう。

シニアナビで、「シニア川柳の会」を開催するようだが、我々シニアの感性ではこんなハッとするような句には、出会えないかも知れない。