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私の中のあなた

先日放映された、映画私の中のあなたを録画していた。
この作品は、公開時にシネマで友人と観ているし、記録にも残している。
ところが録画を見始めると、ほとんどのシーンに記憶がない
どうやら居眠りをしていたらしい、否熟睡していたのかも・・・。
作品の公開時期を遡って思い出すと、この頃色々あって、体調も悪く睡眠不足の日々を送っていた。

旧作に

映画館二百円ほど寝てしまう   タンポポ

という句を詠んだことがあったが、200円どころか500円も700円も寝ていたらしい

医療現場を取り上げた、映画やドラマはたくさんあると思う。
病気を通して、さまざまな人間模様をえがいていく。
私の知っている映画では、古いところでは50年ぐらい前の「愛と死をみつめて」そしてずっと新しい「レナードの朝」「レインマン」「博士の愛した数式」「明日の記憶」「半落ち」「余命一カ月の花嫁」等々。

この作品の主人公は、ドナー提供のために生まれてきた(かのような扱いを受ける)末娘でもあり、提供を受ける姉でもあり、その二人の母親でもあります。
姉は、幼い頃から難病で生命の危機にさらされてきました。母親は、それこそ、娘を助けるために、仕事を辞めて家事に専念し、病院を転々とし、娘の病気が治るためにありとあらゆる方法を探し求めます。が、その努力も虚しく骨髄移植というところまで病状は悪化します。
もちろん母親は、自分も含め、家族、親戚からドナーとして適合する人がいないか探しますが、誰一人適合しません。絶望の淵に立たされた母親に、医師がこんな提案をします。デザイナーベビーを産んでみませんか・・・。
そうして生まれた次女は、臍帯血の提供に始まって姉のために、幼い頃から体の一部を提供し続けます。
でも長女は、良くなったり悪くなったりで少しずつ悪くなります。
腎臓移植しか救う道がないと解った時、母親は次女に腎臓の提供を申し出ます。
これまでは解らないまま、姉に体の一部を提供してきた次女が、両親を訴えるという形で初めて拒否をします。
映画はこのシーンから始まります。


余命少ない長女が、妹を通じて裁判という形で、妹の身体をこれ以上傷付けることを防ぎ、また母親に自分の気持ちを気づかせるのです。

原作と映画のラストは、全く違う内容になっています。
原作通りだと、姉を救うために生まれて、役割をはたして死ぬという非情に切ない設定になりますが、この終わり方で「家族のあり方再発見」みたいでよかったと思います。