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気分一新

っということで友人と映画を観てきた。
明日、昨日のPET-CTの検査結果と今後の見通し、および治療方針を聞きに行く。
吉と出るか凶とでるか、かなり緊張をしている。
いいかえれば明日に備えての息抜き・・・。

この作品は、関西地区では土曜日朝のMBSラジオ「浜村淳の映画サロン」で聞いて是非とも観たいと思っていた作品である。フランス映画でテーマは老老介護・・・非常に重い内容である。
 


  

丁寧に描いてあっていい作品だと思った。

今日は西宮東宝シネマのPREMIER。ここで観られるのはラッキー。
スクリーン58席で小さいが、ゆったりした座席で、館内の仕様がほかのスクリーンと違い、ゴージャスに仕上げてある。
二つの座席の間に仕切りがなくゆったりして、脚を伸ばしても前の席には届かない。単に足が短いだけ?

朝、チケットの売れ行きを見た時は5席しか売れてなかったが、9割がた埋まっていたと思う。
そのほとんどがシルバー料金と見えた。
容赦なく迫ってくる老いを、夫々の思いで観ていたと思う。
大抵の作品は、エンディングの文字が出ると席を立つ人が多いが、今日はライトが付くまで誰も立ち上がらなかった。


悲しい思い出

夫の姪と甥の子どもに母親の顔を知らない子と、父親の顔を知らない子があります。

生後10日に通勤途上の交通事故で、父親を亡くしました。
3人目に女の子が生まれ大喜びのところに思いがけない事故でした。
2人のお兄ちゃんは当時小学2年と4年だったと思います。

お葬式の日、喪服の躾を取りました。その時「Tっちやんのために着るのに持って来たんじゃないのに・・・」と気も狂わんばかりに泣きました。

両親もおばあちゃんも同居の嫁ぎ先で、若い婿さんが先に逝ってしまった、本当につらいお葬式でした。

姪は保育士です。自分の勤める保育園に加害者の子供がいたのです。
その子が卒園するまで平常心では、いられなかっただろうと思います。

あれから21年(多分)長男は当市の市役所勤務で、去年から1年間東北の復興支援に派遣されています。
60だい次男も大阪でサラリーマンをしています。
父親を知らずに育った子も、母親と同じ保育士の道を選びました。


そして母親の顔を知らずに育った子も、今年は6年生になります。お兄ちゃんは中3になります。
帝王切開で生まれ4日目に、血栓が原因で母親は30歳の若さで亡くなりました。
義妹が朝、仕事に行く前に病院へ行った時は元気だったそうです。
産休が終われば仕事復帰するし、家に帰ると長男がいるので病院にいる間は、ゆっくりするようにと言って仕事に向かいました。

生まれたばかりの赤ん坊をおいて、旅立ってしまった若いお母さんのつらいつらいお葬式でした。
柩の中の亡きがらに、義妹は赤ん坊を抱いて顔を見せながら「N子さん、ちゃんと育てるからみていてね。しっかり育てるから・・・」と大泣きをしながらの別れでした。

でもいつの間にやら6年生です。
当事者にとってはさぞかし長い年月だったと思うのですが「忙しかったので早かった・・・」と言います。

この時期になると、この二つのお葬式のことを思い出します。


60歳代も半ばのaozora@には両親が健在です。
お父さんとはどんなものか、お母さんとはどんなものかを知らないで育った、この子たちには幸せになってほしいと願っています。

どんなお葬式も悲しいものですが、この二つのお葬式以上に悲しいお葬式は、今後あって欲しくないと思います。