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その日のまえに

映画のタイトル(永作博美主演)みたいだが、昨日友人と話したこと。
兄さんと姉さんを続けて亡くした友人から珍しくがあった。ご主人がリタイアしてからは連絡はメールばかりだったのだが、昨日は久しぶりに電話がかかって来た。精神的にも肉体的にもかなりのダメージを受けている彼女は電話口で泣いた。
これはおそらく私のように高齢ながらも両親が健在で、4人姉兄の誰もが欠けることなく暮らしている者には計りしれない悲しみだと思う。

色々喋った。なかでも「その日のため」にお金をきちんとしておかねばと言う話になった。
葬儀の費用は直ぐ支払わねばならない。亡くなる前日、もう助からないと覚悟を決めた彼女は、自分しか言えないと思い、甥にお金を用意しておくように伝えたと言う。
お姉さんのところでは息子さんも、ご主人も印鑑と通帳の置いてある場所がわからなかったので大変だったと聞いた。何分にも筆談に頼るしかないご主人は表には出にくい。
元気でいるとカードで出せるが、亡くなったらそうはいかなくなる。

この友人は数年前に、ご主人の兄さんと姑さんを亡くし、その時の教訓から自分たち夫婦のお金は彼女名義と、ご主人名義に分けたと言う。そして嫁いだ娘にそれらの在りかを教えてあると聞いている。

夫の実家でも姑が亡くなった後、わずかばかりのお金ではあったが出せなかった。姑と跡を継いでいる兄とは実の親子ではないため、実子である3人の兄妹の印鑑証明が要った。
それまで何となく聞いていたが、今回彼女と話したことで「その日の前に」我が家もそれなりのことをしておかねばと思った。

もっとも99歳と88歳の両親より先には逝けない我々姉妹ではある。